シンクロ


息子の学校への送り迎えをすること、もう12年にもなるんだ。
今朝、車から降りて学校へ歩く高校3年生の息子の後ろ姿が小学校1年生の時の後ろ姿とシンクロして涙腺が緩んだ。
車から見送る私を振り返り振り返り確認しながら登校する小さくて可愛かった彼は無事に身長も伸びて母を超し、今では滅多に振り返ることもなく登校して行く。

まあ寂しくも普通のこと。

彼が親元を離れる仕度を始めてからというもの、親としてして来たことと更にこれからして行かなきゃならないことに、今までどれだけ出来てたんだろうかこれからちゃんと出来るんだろうかと胸が潰れそうに痛む毎日。情けナシ。

そう言えば幼稚園から小学校に上がる時も似たような気持ちだったかな。
学校というひとつの社会に踏み出せば、楽しい事も沢山あるだろうけど辛い思いも沢山するんだろうなという老婆心…。

心配性がゆえ。

寂しいけれど、可愛い子には旅をさせろで手放す時が近い。すぐそこ。
寂しくて寂しくて仕方ない。

言えないけどねー。

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